作例

この作品は、入力されたことばを、文字の形、音、語や文の構造、文字どうし・語どうしの関係、そして意味といった複数の側面から読み取り、一枚の詩へ変換します。

あらかじめ用意されたデザインにことばを当てはめるのではありません。読み取った特徴は、ことばそのものに対する操作——繰り返す、離す、分ける、欠けさせる、傾ける、集める、余白をあける——として実行され、その結果として残ったものが紙面になります。意味は図として描かれることはなく、そうした操作の強さや向きに、目に見えない力として働きます。

同じことばからは、いつも同じ詩が生まれます。生成の違いは偶然ではなく、入力されたことばそのものの違いから生まれます。

本作を考えるうえで、コンクリート・ポエトリー、とりわけ新國誠一による視覚詩の実践を参照しています。言葉を意味の伝達手段としてだけでなく、文字の形、音、配置、反復、空白を含む素材として扱うその問題意識を踏まえつつ、本作では字形の計測、語や文字の関係の解析、意味の読み取りを通して、現在の計算環境から別の方法を試みています。

ことばは十六字まで。読みを指定するときは「子供の城(こどものしろ)」のように括弧で添えます。以前に共有された詩は、そのときの版のまま、同じ紙面で開きます。

字体
Noto Sans JP・Noto Serif JP(SIL Open Font License 1.1)
資料
意味の読み取りに、chiVe(Works Applications、Apache License 2.0)から導いた表を用いています
制作
Yuki Sunaga

ことばを入れて詩をつくると、そのことばと紙面が日時とともに記録されます。同じブラウザからの記録や、一度の訪問のなかでの順序がわかるよう、このブラウザに匿名のIDを保存します。この記録には、名前・メールアドレス・IPアドレス・位置情報は含まれません。記録は、この作品の制作と改善のためにのみ使います。